であい授業プロジェクト

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    今回は、光林会のるんびにい美術館(公益事業)のご紹介です。

    公益事業は、ギャラリーでの企画展がよく知られていると思いますが、もう一つ重要な事業があります。それが「であい授業プロジェクト」です。

     

     

     

     

    であい授業プロジェクトとは、知的な障害の当事者である人が講師を務める出前授業と、その手法の普及とを目指す取り組みです。https://www.facebook.com/deai.jugyo/


    2016年3月、るんびにい美術館の呼びかけに応えた福祉・教育・芸術・行政など様々な分野の有志がプロジェクトチームを結成し、スタートしました。
     

     

     

     


    授業の中核となるテーマは3つ。
    講師自身の「歴史」。
    講師の「心の風景」。
    講師を囲む、家族をはじめとする様々な人たちとの「絆」。
    すなわち、講師という「人」そのものが授業テーマです。

     

     

    地元中学校での授業のワンシーン。小林さんのご家族(映っているのはお姉さん)が思い出を語るビデオ。

     

     

    生徒さんたちが、講師の歴史、家族の記憶を知る。

     

     

    講師の第一号をお願いしたのは、小林覚さん。光林会の日中活動グループ「ぷら〜だ」と「まゆ〜ら」に在籍している利用者の方です。

    小林さんは得意の造形表現(不思議な美しい「文字」を描きます)も活かし、生徒さんたちの心をつかみます。2016年のスタート以来、現在までに37回の授業をおこなってきました。

     

     


     

      
    「障害」や「障害者」についてどれほど知識を得ても、障害のある「人」の理解には至りません。
    障害者という名の人はこの世にいません。いるのは一人ひとりの人だけです。

     

    この世にただひとつの歴史・心・絆。
    人に出会い、知ることからすべてが始まる。それがこのプロジェクトの根本の考えです。

     

    授業の始まりと終わりとでは、生徒さんの目の輝きが明らかに大きく変化します。最初は戸惑い、固くなり、あるいは薄い笑みを浮かべていた生徒さんたちが、生き生きとした、もっとこの人のことを知りたい!というワクワクした表情に変わります。

     

     


     


    出会いを届ける「であい授業」。
    その手法は、さまざまな障害の当事者である人が講師になることを可能にします。絵が描ける人だけではありません。言葉を持たない人でも、意思表示が困難な人でも。その人の「人生」があれば、それが授業のメッセージになります。


    いま、この実践は岩手県内のみならず、東北各地に広がり始めています。第二、第三の講師が、各地で準備を開始しています。

     

    2018年、花巻市立石鳥谷中学校を会場に開いた青森・秋田・岩手・宮城の四県合同の研究会。であい授業に取り組もうとする方々が各県から集まりました。

     

     

    去る11月2日には、盛岡市でであい授業の実践報告のフォーラムを開催しました。

    沢山の方が関心を寄せてくださり、会場は満席に。

     

     

    パネルディスカッション。プロジェクトメンバーや、講師の家族、青森で取り組んでいる養護学校教諭が登壇。

     

    小林さんとお父さん。

     

     

     

    質問も活発に飛び交いました。

     

     

    であい授業プロジェクト、応援をよろしくお願いいたします。

    これからの展開をどうかお楽しみに!

     

    (公益・板垣)



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